令和６年度（第39回）神奈川県工業技術開発大賞の受賞者が発表され、当所会員企業３社が受賞をしました。
受賞企業・技術および製品名称
＜大賞＞東栄電化工業㈱ 低反射アルマイト
紫外～可視～赤外領域の光を効果的に吸収しつつ、膜強度を飛躍的に高めた低反射材料を開発。
発塵せず、耐熱性・耐紫外線性にも優れることから、光センサーやそれを用いる様々な機器に使用することで、光ノイズを低減し、測定精度を向上に寄与。発塵レス・耐熱性・ 耐紫外線性の観点から、今後、航空宇宙、医療、気象、防災、自動車等、幅広い用途や厳しい使 用環境での応用が期待される技術です。
企業情報
企業名 ： 東栄電化工業株式会社
所在地 ： 相模原市中央区小町通2-5-9
HP ： https://toeidenka.co.jp/
＜奨励賞＞ ㈱デュプロ ダイカッター DSM-1000
コンパクトな平盤打ち抜き機を開発。
複雑な技術を必要とせず、多品種小ロット向けの紙パッケージを作成が可能となり、紙器紙工業界が抱える人手不足や技術継承の難しさといった問題を解決への寄与が期待されます。
また、調整作業の簡易化により、損紙の発生が抑えられ、環境負荷の低減においても貢献できます。
企業情報
企業名 ： 株式会社デュプロ
所在地 ： 相模原市中央区小山4-1-6
HP ： https://www.duplonet.co.jp/
＜未来創造賞＞㈱常盤産業 酸素検知組成物及び酸素検知体
脱酸素剤の効果を色で確認できる食用添加物色素を主原料とした酸素検知剤を開発。
食品や薬品に酸化が起きていないかを示すことが可能に。また、人体に対して安全な可食成分のみで組成されており、食品に直接塗布する方法で使用可能なため、食品、薬品業界のSDGsへの寄与が期待されます。
企業情報
企業名 ： 株式会社常盤産業
所在地 ： 相模原市南区麻溝台7-15-2
HP ： https://www.tokiwa-sangyo.co.jp/
「神奈川工業技術開発大賞」とは？
神奈川県と神奈川新聞社が共催し、昭和59年から実施している歴史ある賞です。技術開発の奨励と技術開発力の向上を図ることを目的に県内の中堅・中小企業が開発した工業技術・製品を表彰しています。
神奈川工業技術開発大賞ホームページ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f108/index.html
お問い合わせ
産業振興課
電話：042-753-8136