相模原市が発行するグリーンボンドへの投資について

相模原商工会議所は、相模原市が発行する「第3回相模原市グリーンボンド 10 年公募公債」(以下、本債券)への投資を決定いたしました。
本債券は、環境改善効果のある事業や環境保全のための事業に要する資金を調達するために発行する債券です。当所は、本債券への投資を通じ、今後も環境事業の促進を図ると同時に、責任ある機関投資家としての責務を果たし、持続可能な社会の形成への貢献をより一層進めてまいります。

さがみはらグリーンボンドについて

【さがみはらグリーンボンド発行の意義】

相模原市は、「さがみはら気候非常事態宣言」において、2050 年二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す決意を表明しました。この目標達成に向け、「脱炭素社会の実現」達成までの道筋を示す「さがみはら脱炭素ロードマップ」を令和 3 年 8 月に策定しました。さらに、令和 5 年 4 月には、「相模原市地球温暖化対策推進条例」を改正し、「さがみはら地球温暖化の防止に向けた脱炭素社会づくり条例」として新たに施行しました。
本債券の発行による調達資金は、ICMA によるグリーンボンド原則 2021 におけるグリーンプロジェクトカテゴリーのうち以下に挙げるものを本市のグリーン適格プロジェクト分類とし、該当するプロジェクトに充当されます。

【調達資金の使途】

プロジェクト分類と環境目標 主なプロジェクト例
省エネルギー
(環境目標:気候変動の緩和)
・市有施設における高効率機器の導入
・市有施設の建設・改修
再生可能エネルギー
(環境目標:気候変動の緩和)
・市有施設への再生可能エネルギー設備導入
汚染防止と管理
(環境目標:汚染防止と管理)
・下水道関連事業
・ 一般廃棄物最終処分場における地下水のモニタリングに必要な観測井の電気設備等の移設
生物自然資源及び土地利用に係る環境持続型管理
(環境目標:気候変動への適応)
・緑地保全用地の取得
・公園の整備(樹木管理等)
・良好な水辺空間の形成に資する事業
気候変動への適応
(環境目標:気候変動への適応)
・河川の改修
・土砂災害対策
・道路の整備
・下水道関連事業

(出典元:「さがみはらグリーンボンドフレームワーク」より)

【本債券の概要】

銘 柄  第3回相模原市グリーンボンド 10年公募公債
年 限  10 年
発行額  38.5億円
発行日  2024 年 12 月 20日

グリーンボンドの発⾏にあたって策定した、資⾦使途の対象となるプロジェクト等を明記したフレームワーク(「さがみはらグリーンボンドフレームワーク」)については、第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)から、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原則 2021」及び環境省の「グリーンボンドガイドライン(2022 年版)」に適合している旨の評価を受けています。

 

お問い合わせ
相模原商工会議所 総務課
電話:042-753-8131